インターネットの急激な技術革新に伴い、20年前は高級品だったパーソナルコンピュータが今や、安価なスマートフォンとして1人1台に迫る勢いで普及しています。
そうしたインターネットの波は軽貨物業界のビジネスモデルにも影響を及ぼしています。
それはスマートフォンアプリやwebオンラインによる、軽貨物事業者とクライアントを結ぶ、マッチングサービスの台頭にあります。
その走りがけはメッセンジャー文化で有名な海外ではじまりました。
最初はフリーランスメッセンジャーとクライアントをマッチングさせる事で、需要と供給を繋ぐというものでしたが、その波はやがて大きくなり、軽貨物事業をクライアント企業が委託する「ビジネス・プロセス・アウトソーシング」のマッチングになったのです。
それまで企業が自前で配送員を雇い軽貨物車両を用意していたのが、マッチングサービスにより、軽貨物事業者へと委託されるようになりました。
サービス黎明期は個人と個人を繋ぐ小規模なマッチングサービスだったものが、今では企業と企業を繋ぐ経営戦略サポートのようなサービスに進化発展しました。
そうした流れは日本国内でも流行りつつありますが、交通事故時や配送事故時の責任所在の問題など、まだまだ法律整備が追い付いていない状況です。